結束バンドでケーブルを固定する場合の注意

結束バンドでケーブルを固定する場合には、十分に注意をすることが必要です。

一般的には見落とされがちなのですが、固定するケーブルの種類を十分に考慮し、相互に干渉をしないようにすることが安定した動作を維持する上で非常に重要なポイントとなっているのです。複数のケーブルを固定する場合には、信号が相互の影響を受けないように充分に配慮をしなければなりません。

特に大きな電流が流れる可能性のある電源ケーブルなどは、繊細な信号を扱うケーブルとは切り離して考える必要があるのです。これにより様々な信号に変化が生まれ、誤動作を招く要因となることが少なくありません。また固定する場合には結束バンドの締め具合にも充分に配慮することが必要です。

しっかり固定をするために結束バンドをきつく締め上げてしまいがちなのですが、この場合には強い力がかかってしまうことになり、時間とともに被覆が破れてしまうと言うことも考えられます。特に固定する場所によっては凹凸がある場合もあり、この部分に干渉をすると被覆が破れて接触してしまう危険もあるため、トラブルが発生してしまうことも多いので注意をすることが必要です。

また屋外で使用する場合には経年劣化によるトラブルも考えられるので、十分に意識をしなければなりません。結束バンドは気軽に固定をするために利用できる非常に便利なものです。しかし、状況に応じて適切に利用することを意識しないと、様々なトラブルを招いてしまう恐れもあるので、その使い方には充分に注意をすることが大切です。